2010年01月16日

カザルス&セルのドヴォルザーク:チェロ協奏曲


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1937年4月28日のプラハのスロヴァンスキ・ホールでの録音。

最充実期のカザルスの名演だ。

当時カザルスはカタロニア政府の芸術大臣をつとめており、チェコ・フィルとこのドヴォルザークの協奏曲を演奏するためにチェコを訪れたのだった。

その大成功を収めた演奏会の直後に、ジョージ・セルの指揮以下、同じ顔ぶれで録音されたのがこの演奏である。

音質は決してよいとはいえないが、カザルスの気迫と至芸が手にとるように伝わってくるし、セルとチェコ・フィルの無類の精彩もうかがうことができる。

ここにはドヴォルザークのチェロ協奏曲の今日まで続く、将来の展開となる精神が一杯に漲った演奏が聴かれる。

カザルスのチェロは万感の思いを込めて力強く深く歌われ、聴く者の共感と感動を誘う。

第2楽章の感銘度など、現今の諸演奏からは決して味わえない、スケールの大きいリリシズムに支えられている。

そのチェロの音はあくまで明るく健康的で、音楽の細部にまでグイグイと入り込んで、その真髄を素晴らしい魅力をもって伝える。

ブルッフ「コル・ニドライ」の奥深さも、音質の悪さを越えて、忘れ難い名演といえよう。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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