2010年01月26日

マタチッチのブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」


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フィルハーモニア管弦楽団は周知のように名プロデューサー、ウォルター・レッグがレコード録音用につくったオーケストラで、ベルリン・フィルの常任となってドイツ・グラモフォンに完全専属となる前のカラヤン、そして晩年のクレンペラーと数多くの名演をレコードに残してきた。

ムーティやシノーポリとフィルハーモニアというのはその後の話。創立当初から1960年代いっぱいぐらいまで、フィルハーモニアと言えばなんといってもカラヤン、そしてクレンペラーだった。

ただむろん、その時代のフィルハーモニアはこの2人とだけ活動していたわけではない。

この2人の盛名に隠れたかたちになっているが、アッカーマン、ガリエラ、マタチッチといった職人的名指揮者たちとの素晴らしいレコーディングも残している。

とくにフィルハーモニア管の訓練や形成にとってのガリエラの功績は重要で、ガリエラ指揮による隠れた名盤も多いが、ここではマタチッチとのブルックナーの4番を取り上げる。

マタチッチは晩年ブルックナー指揮者として高い評価を得、とくにわが国では最高のブルックナー指揮者として神のように崇拝する向きもあったが、どういうわけかこの録音に言及されることはほとんどなかった。

たしかに後年の巨大なスケールこそないが、職人的な腕でオーケストラを実に堅実に鳴らした立派な演奏である。

細部にこだわらず、自然な呼吸で雄大な音楽をつくりあげる晩年のマタチッチのブルックナーも、こうしたプロフェッショナルな腕前の上に築かれていったものなのだ。

マタチッチのブルックナーの原点を確認するレコードと言える。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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