2010年02月11日

ショルティのワーグナー:ローエングリン


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ショルティの当オペラの初録音にして、ワーグナー・オペラ全曲録音の最後を飾った。ショルティはこれでワーグナーの主要なオペラをすべて録音したことになる。

ショルティが求めていた理想的なキャストによる「ローエングリン」である。

演奏は、いかにもショルティらしい、彫りの深い精密な表現で、しかも、デリケートで変化に富んだ情感を豊かに表出しているあたり、この人の年輪の深さを感じる。

あらゆる点に周到な目配りと配慮にいきとどいた表現で、音楽の細部はすこぶる正確な精妙さで一分の隙もなく整えられており、音楽とドラマのデリケートな色調や、襞や陰影や情感の明暗を表出している。

以前のショルティのようなゴリ押しはなく、音楽は自然に、豊かに流れ出ていく。

ウィーン・フィルも豊麗な音色と清澄な響きで聴かせている。

独唱陣のなかでは、ノーマンのエルザとドミンゴのローエングリンが出色だ。

この主役2人の声の豊麗さと肉感的なほどの美しさはとび抜けている。

もちろん、ワーグナー独特の朗唱法をきちんと守りながら、見事な歌唱を聴かせている。

また、ヘールルーファー演じるフィッシャー=ディースカウや、テルラムントのニムスゲルン、オルトルートのランドーヴァらの磨き抜かれた歌唱も見事。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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