2010年02月18日

テンシュテットのブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」&第8番


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「ロマンティック」はテンシュテットによる初のブルックナー/交響曲録音であった。

ハース版使用と記されているが、実際にはノヴァーク版を用いた演奏らしい。

テンシュテットの器量の大きさは、こうした作品を指揮するとよく生かされるようだ。

彼特有のおおらかな開放感と、様式的・内面的な厳しさを共存させた表情だが、それが感興豊かな音楽の原動力となっている。

テンシュテットの演奏には、一歩一歩作品の核心へと分け入るドラマティックな緊張感と気宇壮大なスケールの大きさがあり、実に説得力あふれる世界を形作っている。

ベルリン・フィルを得たことも大きな魅力で、分厚い弦の響き、輝かしいブラス・セクションの充実が著しい。

アンサンブルは克明・精緻で、ベルリン・フィルの優秀な技術を証明している。

「第8」は頑固でスケールが大きく、いくぶん無造作で、活気に富んだブルックナーだ。

よい意味でワイルドな音楽ともいえる。

それだけに押してゆく勢いがあり、構造的には率直にまとめられている。

テンシュテットは恐らく細部にはさほど配慮していないのだろう。

スコアのデュナーミクの指示もかなり自由に処理されており、神経質なところがないのは、ブルックナーの野人的な一面を期せずして表している。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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