2010年02月21日

シュミット=イッセルシュテット&ウィーン・フィルのベートーヴェン:交響曲第2&4番


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S=イッセルシュテットは、古典派からロマン派全般にいたるドイツ音楽を得意としていた。

ここでも、重厚な響きでメリハリをきちんとつけた、端正な演奏をおこなっている。

力強くたくましい曲でもS=イッセルシュテットは、大上段に構えるような指揮はしないが、これらの曲でも自然な流れを大切にしながら、ウィーン・フィルの魅力を素直に引き出していて好ましい。

「第2番」は冒頭から激しさを感じさせながら、その端麗さは比類がない。

ウィーン・フィル独特の魅力的な音色ににドイツ的雄渾さを加えた演奏というべきだろう。

あまりにも古典主義的で均整のとれた演奏であるため、かえってベートーヴェンはこれだけではないという反発を感じるほどだが、ここまで徹底するともう立派としかいいようがない。

「第4番」の格調の高さにも感心させられる。

「演奏からできるだけ主観的なものを取り除き、作品そのものによって音楽を語らせる」と、S=イッセルシュテットは生前言っていたが、そうした彼の長所がにじみ出ているのが、この「第4番」で、ハッタリや作為の少しもない、きわめて自然体の演奏である。

全体のバランスを大切にしながら、整然とまとめているのが特徴だ。

ウィーン・フィルを用いているだけに、音色の美しさも魅力のひとつで、「ふたりの北国の巨人にはさまれたギリシャの乙女」と述べた、シューマンの言葉がうなづけるような、やさしくあたたかなベートーヴェンとなっている。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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