2009年10月10日

ゲルギエフ&マリインスキー劇場管弦楽団のチャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」


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11月にゲルギエフ&マリインスキー劇場管弦楽団が再び来日公演を行う。プログラムのメインはチャイコフスキーの「悲愴」。期待を込めて、このコンビが録音した「悲愴」のディスクを聴いて予習しておきたい。

このCDは1997年にフィンランドでスタジオ収録されたゲルギエフとマリインスキー劇場管弦楽団の好調ぶりを如実に伝える1枚。

全曲を支配するとてつもない勢いはただものではない。

もちろん、力で押し切るだけではなく細かな配慮も怠らず、真に圧倒的なチャイコフスキーを実現している。

のたうち、うめくように始まる第1楽章冒頭から彼の術中にはめられる。

ファゴットをはじめすべての楽器の音色は完璧なまでにコントロールされ、まるで生きもののように自発性を発揮する。

交互に火花を放つ瞬間の爆発的な力の発露も、この指揮者とオーケストラならではのものだ。

ほのかな陰影を宿した第2楽章の美しさ、第3楽章の凄絶なクライマックス、そして再び苦しみに苛まれる終楽章とどこをとっても申し分のない仕上がり。

しかもライヴかと思われるほどの緊張感が維持されているのだから驚かされる。

真にロシア的な表現と高揚感、西欧のアンサンブルを兼ね具えた名演といえよう。

さて、この録音から12年経ち、このコンビがこのディスクの演奏内容をさらに凌駕する演奏を聴かせてくれることを望んで、楽しみに待ちたい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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