2009年10月14日

アーノンクールのバッハ:管弦楽組曲(1966年盤)


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国内盤が途絶えていたが、アーノンクールは、ピノックやクイケン、ガーディナーらに比べてさらに劇的な演奏を聴かせて、聴き手を鮮烈な感動に誘う。

生きている音楽。生きて弾み、躍動し、喜びの歌をうたい、時に立ち止まっては夢に誘う、そんな世界を体験させるのがバッハの《管弦楽組曲》であり、アーノンクールの演奏である。

およそ3世紀も前の営みながらアーノンクールが楽譜からすくい上げる音楽は、現代の歌としての生命力と力強さを誇っており、いささかも遠慮がちではない。

溌剌としたリズム、鋭くもあれば甘美でもある冴えわたる音色、指揮者と楽員とが心をひとつにして作り出すアンサンブルだけがもつ求心力と開放感、そしてソロをとる名手たちが聴かせてくれる卓越した技術の味わい、それらが渾然一体となった管弦楽組曲の世界は尽きせぬ喜びの泉であり、どこをとっても、どこから聴いても聴き手を幸福感に浸らせる。

第1番は輝かしい祭典の席に居合わせるかのような高揚した気分を約束するし、典雅さと詩人のため息をブレンドしたかのような第2番はシュタストニーの名演もあって聴く喜びの深度をさらに掘り下げた境地に旅させる。

第3番は音に聴く大伽藍であり、バロック音楽の気迫に圧倒される思いだし、第4番は晴れやかな祝典に有頂天となるような興奮がある。

アーノンクールには1983年に再録音した名盤もあり、さらに視野が豊かになった演奏の大らかさが感じられ、どこをとっても熟成した名演といわせる説得力があるが、旧盤も今なお聴くたびに新しい感動に誘う。

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classicalmusic at 00:01コメント(0)バッハ | アーノンクール 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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