2010年04月07日

セルのベートーヴェン:交響曲第2番&第5番


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



いずれも見事なアンサンブルと緊密な造形で、セルの主張を如実にうかがわせる。

アンサンブルの精密さと透明な響きがあり、また音楽の流れに停滞感がない。

テンポも全般に速めであるが、せきこんだり、リズムが前のめりになったりすることがなく、ほとんど完璧といってよいアンサンブルの精妙さと爽やかな響きの美しさも見事である。

第2番はセルの合理的解釈というものの典型を見せている。

曲想をくっきりと浮かびあがらせ、この演奏を通してベートーヴェンの想念を確実に伝えることに成功している。

第2楽章のリズム、クラリネットの節回しとそのバランス一つをとっても、ほぼ理想的といえる。

また、しなやかに歌われる旋律も魅力的であり、この曲の晴朗な美しさをみずみずしく表現している。

第5番は劇性が強く、細部まで完璧に練り上げた白熱の秀演。

第5番ではテンポの微妙な緩急と楽器の精妙なバランスが、演奏の成果を決定する決定的要素の一つになっている。

セルは曲の要素を徹底的に尊重し、その意味ではきわめて地味な態度を貫きとおす。

このレコードは、ベートーヴェンの交響曲に対するセルの考え方が、最も端的に示された代表盤である。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 18:42コメント(0)トラックバック(0)ベートーヴェン | セル 

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile
Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ