2010年05月02日
レヴァイン&ベルリン・フィルのサン=サーンス:交響曲第3番「オルガン」 /デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
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レヴァインは天下のベルリン・フィルを駆使して、交響曲としてのプロポーションを明らかにした、古典的な構成感を打ち出した最上級の演奏といえる。
レヴァインは、作品を客観的に捉えた、壮麗な建築物でも見るような演奏を聴かせている。
ゆとりのあるテンポと幅広いダイナミックレンジをもった恰幅の良い演奏で、常にヒューマンな味わいが感じられる。
演奏全体に積極性が感じられ、激しい高揚感とドラマティックな気迫があるし、ベルリン・フィルの機能性も遺憾なく発揮された、堂々として壮麗な演奏である。
レヴァインの指揮は、古典的様式感に、ロマンティックな感情の高揚をバランスさせて、見事な様式美を見せている。
第1楽章はメリハリに富み、雄大で、精密さと線の太さが共存している。
第2楽章のアンサンブルも素晴らしい。
最後の部分ではオルガンの壮麗な響き、主題のチャーミングで堂々とした響きもレヴァインならではのもの。
ベルリン・フィルの豊麗な響きのおかげもあって、外面的効果の点では他に並ぶものがなく、特に最終部分の盛り上げ方は圧倒的。
「魔法使いの弟子」も精緻な表現がつくられており、滅多にない秀演である。
いずれの曲もデュトワに比べるとよりインターナショナルな表現で、硬派のイメージが強いが、多くのファンに受け入れられるのはこうした演奏なのかもしれない。
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