2009年12月08日

F=ディースカウ&デムスのシューマン:詩人の恋


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シューベルト、シューマン、マーラー、ヴォルフは、フィッシャー=ディースカウが何度も録音を繰り返したレパートリーだ。

シューマンのハイネ歌曲集を代表する《詩人の恋》もまた、何種類かの録音が残されているが、その中でも壮年期のF=ディースカウがデムスの伴奏で録音したこの1枚は、最も魅力的な歌唱が楽しめる。

ハイネの詩にシューマンの音楽がこの上もないほど敏感に反応している様をF=ディースカウは実に鮮やかに歌いあげており、間然としたところがない。

エッシェンバッハとの録音もすばらしいが、若き日のデムスとの録音も、負けず劣らず魅力的だ。

なによりも、その表現意欲の強さが前面に押し出された歌唱姿勢が、何のケレン味も感じさせない点がすばらしい。

若々しい情熱と表現意欲、そして声の成熟と若さの絶妙なバランスを示すF=ディースカウは、シューマンの“青春の歌”を歌うに当たって、その“青春のときめき”を十全に歌い出すと同時に、シューマンの音楽の中の多くの"チェック・ポイント"を見事にクリアしている。

内的必然との強い結びつきがあって初めて生まれる歌唱である。

大胆でありながら、少しのあざとさもない稀有の名唱と言えよう。

そうか、シューマンの当歌曲集はこれほど素晴らしいものだったのか、F=ディースカウという歌手はこれほど傑出した存在であったのか、と改めて再認識せざるを得ないような演奏の出来映えである。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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