2010年03月27日

クレンペラーのモーツァルト:交響曲集、管弦楽曲集


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



クレンペラーがEMIに録音したモーツァルト/交響曲、管弦楽曲を集めたアルバム。

独自のテンポと表情による雄渾なモーツァルトである。

クレンペラーの演奏の特色は悠揚と歌う遅めのテンポにあり、それが画然としたリズムにより充分な運動性を表す。

各曲の緩徐楽章に特にその感は強い。

この、ほの暗く深い陰影をもって歌う美しさは彼ならではのもので、きわめて格調高く偉大な風格を感じさせる。

「ジュピター」の終楽章の対位法の処理の見事さも特筆もので、モーツァルトの真髄を究めた名演集といえる。

それと同時に、このモーツァルトは、湧き立つような生命感が全体を支配している。

オーケストラ自体が若々しい感興に乗ってグイグイと弾きすすめている。

オーケストラのそのような感興に対して、クレンペラー自身も興じて瑞々しい精力をもってオーケストラをリードしている。

ここでのクレンペラーは、若々しい、生気あふれる演奏を聴かせてくれることは確かである。

彼のモーツァルトは、すみずみにいたるまで活気に満ち、溌剌として、青春の気を失わない。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 00:03コメント(2)トラックバック(0)モーツァルト | クレンペラー 

トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by 水口 峰之   2010年03月27日 00:32
イメージと違って(といったら失礼だとは思いますが)、意外とクレンペラーのモーツァルトの演奏は生気に溢れたものになっているケースは多いですね。ベートーヴェンの場合は自由な表現の幅が「伝統」の名の下に狭められて、とても窮屈に感じるのですが、モーツァルトはクレンペラーにとってもとても自由な存在なのか、解き放たれたような自在な作り方をしてみせてくださっているように感じます。僕自身、交響曲第29番に聴くことができる鋭いが澄み切った響きに胸が打たれます。
また、昔は交響曲のおまけに入っていた「アダージョとフーガ」も素晴らしいですよね。いつものクレンペラー(またもや失礼)らしい演奏ですが、違和感を感じるどころか、これを聞いた後では他の演奏では物足りなくて聴けなくなるほどの説得力があります。これも僕には忘れることのできない演奏です!
2. Posted by 和田   2010年03月27日 16:58
水口さん、コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、意外といったらクレンペラーに失礼ですが、彼のモーツァルト演奏には独特の魅力があります。
amazonで取り扱ってないので紹介できないのが残念ですが、私はクレンペラーの「フィガロの結婚」が大好きです。
まるでオペラティックでない演奏ですが、普通では考えられないようなゆっくりとしたテンポで、喜劇らしいワクワク感はあまり出てきません。しかし、モーツァルトが書いた音楽のただならぬ美しさは驚くほど表に出てくる、まったくユニークな演奏です。
またのコメントをお待ちしております。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ