2010年01月08日

カラヤン&ウィーン・フィルのR.シュトラウス:ツァラトゥストラ/ティル/ドン・ファン


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カラヤンは1960年代前半にウィーン・フィルと英デッカ(ロンドン)にまとまった録音をした。

レパートリーはいずれも彼の得意とするもののエッセンスだが、私はとりわけR.シュトラウスの作品を高く評価している。

カラヤンの至芸に完全に魅了されてしまう、きわめて質の高い演奏が揃っている。

精緻で彫りの深い「ツァラトゥストラかく語りき」は、晩年にみられるような奥行きのある響きや、コクのある表現はここでは聴かれないが、壮年期のカラヤン特有の才気煥発さや威勢のよさが満面にあふれ、あたかも若き哲学者が滔々と熱弁をふるうような覇気さえ感ずる、壮観な演奏である。

「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」は、カラヤン独特の語り口のうまさと洒落た感覚が、中世の物語を生き生きと表現している。

緩急自在のコントロールも効果的。彼が初めて来日し、N響を指揮した時を思い出させる。

劇的でしかも官能美にあふれた「ドン・ファン」は冒頭からウィーン・フィルの音色が何ともいえない官能的な魅力を発揮し、その艶麗な響きは、ドン・ファンの魅力と重なり合う。

それがカラヤンの個性と結びついて、文句をつけようがない実に立派な演奏で、稀にみる名演を生み出している。

ウィーン・フィルが、あたかもカラヤンの楽器のように存分に鳴っており、柔らかで艶のある弦や木管の音がたとえようもなく美しい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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