2010年05月24日

ショルティのR.シュトラウス:影のない女


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1977年の「ナクソス島のアリアドネ」以来約15年ぶりのショルティのR.シュトラウスのオペラ全曲盤で、彼が最愛のオペラという当曲の初録音である。

3年の歳月を費やして録音した大作。

ショルティはきわめて豊麗な美しさとニュアンスに富んだ響きで、さまざまな場面の色彩と対比を鮮やかに描き出し、音楽が内蔵する意味深いドラマを語る。

このオペラの魅力の根源である、豊麗さの中にある官能美と、透明・精妙さの奥に秘められた象徴性の一体化を、これまでのどの演奏にもまして聴き手に納得させる名演だ。

豊かな官能性と繊細微妙な表現を併せ持つ究極の演奏であり、ショルティの円熟を納得させる。

しかもショルティは円熟という名のもとに作品の姿を歪めてしまうようなことは決してない。

常に新しい発見と進歩が確認される新鮮な演奏を作り出す音楽家なのである。

このオペラにはベームと、サヴァリッシュの完全全曲盤があったが、ショルティは作品にこめられたメッセージをわかりやすく、生き生きと浮き彫りにしてくれるという点で、初心者にもお薦めできる。

ソリスト、録音も素晴らしく、ショルティ自身「大きな音になっても音量を下げずに聴いてください」とコメントしている。

ベーレンス、ヴァラディ以下キャストも充実している。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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