2010年01月27日

カラヤンのロッシーニ&スッペ:序曲集


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「ロッシーニ序曲集」(4曲)と「スッペ序曲集」(5曲)の2枚のレコードから9曲を選び、CD化したもので、演奏・選曲ともに良く、大変楽しいアルバムだ。

カラヤンはポピュラーな名曲、通俗小品にも決して手を抜くことなく、オーケストラの技量や機能を総動員して、緻密から壮大までその魅力を最大限に発揮した演奏を行った。

そのお陰でどれほど多くの人がクラシック音楽のファンになったことだろう!

カラヤンの演奏は、いずれの曲の場合も実に見事で、すこぶる卓抜な棒さばきで、入念に仕上げている。

旋律の歌わせ方や間の取り方の巧さは、まさにこの人ならではのものだ。

ロッシーニは、総じていくぶん腰の重い感じはするものの、4曲ともカラヤンの卓出した棒さばきの光る名演で、序奏部と主部との表情の変化をくっきりと浮き彫りにするあたりの巧さは格別だ。

ことに「ウィリアム・テル」序曲は素晴らしく、チェロの五重奏で始まる「夜明け」の静の部分の平和な表情にあふれた描写から、最後の活気に満ちた表現まで、その演出の巧みさには息をのむ思いがする。

スッペの方も力の入った演奏で、「軽騎兵」の冒頭のトランペットのファンファーレの勢いのよさ、ハンガリーの民族舞曲の深い思い入れ、軽快なギャロップなどに、カラヤンに指揮された時にだけベルリン・フィルが聴かせる「これでもか!」といった気迫と美が結晶している。

「美しきガラテア」「詩人と農夫」などすべてが個別の魅力を発散している。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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