2010年02月04日

カラヤンのR.シュトラウス:英雄の生涯(1959年盤)


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カラヤンがDGに移籍して初の録音となる記念すべきものだが、それ以上にこのコンビがこれから大海に船出するような意気揚々とした力強さと逞しさを感じる。

アンサンブルも緻密に仕上げられ、カラヤンのスケールの大きさとオケの統率力の確かさがわかる。

ここでもカラヤン=ベルリン・フィルは、無双の威力を発揮して余すところがない。

カラヤンの演奏は、1959年の録音の方が後年のスタジオ録音といくつかのライヴ録音よりも表現の意図が徹底しており、スケールの大きな演奏の中に細部の面白さがより明確に際立っていて、演奏により若々しい勢いと情熱があり、音楽が颯爽とはばたいている。

オーケストラのアンサンブルの緻密さ、そしてダイナミックな表現力にかけては、もはや決定的ともいえる名調子である。

カラヤンは本質的にR.シュトラウスとマッチしていて、その官能的ともいえるサウンドは、他の追随を許さない絶対的なものだ。

むせかえるような官能美は、カラヤンならではの持ち味であり、ベルリン・フィルの相も変わらぬ名人芸は、特に速い部分で最高に発揮されており、この曲のソロイスティックな面白さも存分に聴かせる。

細部のしなやかな抑えとベルリン・フィルの自発性と名技が間然するところなく、一体となった演奏は、雄渾な筆致の中に作品への共感が自然に語りつくされたような美しい説得力をもっている。

特にダイナミックで、耽美的なカラリングは魅力的で、この作品のロマンティックな持ち味を完璧に描きつくして余すところがない。

室内楽的ともいえる緻密なアンサンブルと、トゥッティの対比感は絶妙を極めている。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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