2010年02月16日

シューリヒト&ウィーン・フィルのブラームス:交響曲第2番/ベートーヴェン:交響曲第1番


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ブラームスはシューリヒトがレコードに残した最上の遺産のひとつ。

第1楽章は、テンポの緩急の大きさに驚かされる。経過句を速めに流したかと思うと、大事な主題でガクンとテンポを落とすのだ。

ことに、第2主題の濃密なカンタービレは、望郷の念に胸焦がれるような強い印象を残す。

それにしても音楽の勢いが尋常ではない。聴き手は、まるで波乗りコースターの先頭座席にいるように、風を切るスピード感と目眩く景色の変化に翻弄されるが、決してスポーツ感覚ではなく、あくまで精神的な歓びを伴う。

第2楽章も、熱い魂の調べだ。ロマンの灯がときに大きく、ときに小さく揺らめくので、聴く者の心も大きく揺らいでしまう。

第3楽章では鄙びたオーボエを筆頭にウィーン・フィルの魅力が全開であり、フィナーレの推進力も凄まじい。

全体に、技という技を尽くしながら、大仰な感じ、恣意的な感じは一片もなく、爽やかさに終始しているところがシューリヒトらしい。

ベートーヴェンはいかにもドイツの巨匠シューリヒトらしい表現で、落ち着いたテンポと堅固な表情で一貫しており、細部まで克明・着実な演奏である。

しかも気品が高く、音楽の底に毅然とした厳しい姿勢を感じさせる。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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