2010年06月10日

ノイマン・チェコ・フィルの1993年12月《新世界交響曲》初演100年記念コンサート・ライヴ


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ポピュラー名曲の常だが、この曲の場合にも慣習的な解釈が独り歩きしてしまっている部分が多い。

初演はニューヨークだが、たとえばチェコを代表する名門チェコ・フィルの場合、細部を検証してみると明らかに"チェコ・フィルの「新世界」"という伝統を見出すことができる。

それが、こうした曲の場合、"伝承的"的な重みも無視できない。

その代表として、ノイマン盤を挙げておこう。

ノイマンは構築優先の中庸な解釈が特色で、さすがにチェコの指揮者だけあって、民族的な情緒を色濃くあらわした演奏だ。

スメタナ四重奏団でヴィオラを弾いていたせいか、常に各パートを見据えたバランス感覚に富んだ指揮をする。

局部的なデフォルメをしたり、劇的効果を煽ったりする場面は皆無なので、入門者にも安心して薦められよう。

適度に重厚で、カンタービレも感傷的になり過ぎることはない。

チェコ・フィルの指揮者は、当然のことながら、代々この曲を看板にしているが、ノイマンの場合は決して力まず、楽員の自発性を大切にしながら、こく自然体で音楽をつくりあげている。

初演100年記念コンサートであるこの1993年の演奏は人間的な優しさと美しさ、そして1回の演奏にかける情熱が凝縮された熱演であり、ノイマン色が濃く、熱い。

チェコ・フィルの状態もよく、感動はどこまでも素朴で晴れやかだ。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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