2010年04月11日
メータ&ロスアンジェルス・フィルのR.シュトラウス:ツァラトゥストラかく語りき/英雄の生涯
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《ツァラトゥストラはかく語りき》におけるメータの演奏は、メリハリをきちんと付けた実にスマートな表現で、この難渋な音楽を明快率直に料理している。
その楽譜の読みの深さと卓抜な演出力は、彼が録音当時30代の若い指揮者とは思えない程だ。
作品の根幹に横たわっている哲学めいたものや鬱屈などは、どこ吹く風とでもいいたげに、グラマラスに音楽が盛り上がっていく。
とりわけ、冒頭部の壮大な響きをはじめ、「病から癒えゆく者」で、みるみるうちに熱を帯びた音楽が勢いよく跳ねまわるのを耳にすれば、メータの際立った個性と才能を実感できることだろう。
《英雄の生涯》もまた、メータ会心の演奏である。
ゆったりとしたテンポで堂々と始まる冒頭の部分からして大変スケールが大きく、この曲の開始にふさわしい押し出しの立派な表現だ。
しかも全体に設計が綿密で、語り口もうまく、メータの早熟ぶりが如実に示されている。
情感豊かにまとめた「英雄の伴侶」は特に素晴らしい。
オーケストラの響き自体は、骨太かつ肉厚でありながら、時には、独特なフレージングで、たっぷりとした歌を引き出してみせるなど、語り口も実に巧みである。
ロスアンジェルス・フィルの弦楽セクションの輝きに満ちた厚みに加え、まばゆい光彩を放つ金管セクションも見事である。
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