2010年05月14日

アンセルメ/ロシア音楽コンサート


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アンセルメの得意としていたロシアものを集成したアルバムで、新しく再発された盤もあるが、収録曲はこの旧盤の方が充実している。

フランス音楽とロシア音楽を得意としていたアンセルメだが、その表現のコンセプトは都会的な洗練味にあり、彼は近代西欧的な視点でこれらの作品の魅力を明らかにしている。

それだけに表現は明晰かつ繊細に洗練されており、また色彩の変化が多様で、絢爛とした豪華さが味わえる。

どの曲もアンセルメが得意としているものだけあって、それぞれ見事な演奏で、彼の実力が遺憾なく発揮されている。

ことに《だったん人の踊りと合唱》は凄く、その圧倒的な迫力には息をのむ。

《はげ山の一夜》などは、リムスキー=コルサコフの華麗なオーケストレーションと、オリジナルの持つ怪異な雰囲気をミックスさせて、何ともコクの深い表現を聴かせている。

録音こそやや古びたとはいえ、その語り口の巧さと勘所を押さえた演奏は、やはりヴェテランならではの貫録といえるだろう。

また《3つのオレンジへの恋~行進曲とスケルツォ》とか《ルスランとリュドミラ》など、いわゆる小品も颯爽として洒落た表現になっているのも、昔懐かしいアンセルメ節で、そこはかとない郷愁のようなものを感じてしまう。

ただ洗練された表現が、曲の原初的な力を淡白なものにしているのも事実で、このあたりは好みの分かれるところだろう。

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classicalmusic at 18:41コメント(0)トラックバック(0)アンセルメ  

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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