2022年02月06日

現代音楽のスペシャリスト、コンタルスキーによるシュトックハウゼン初期を代表する名作の再発売


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戦後、ブーレーズ、ノーノとともに“前衛三羽鴉”と呼ばれ楽壇を牽引したシュトックハウゼンは、2007年に惜しくも世を去ったが、彼の初期を代表する名作「ピアノ曲I-XI」が再発売された。

1950年代、60年代のヨーロッパ前衛音楽の指導的立場にあった、ドイツのシュトックハウゼンの代表作を集めたアルバム。

セリエリズムに基づく作風ながら不確定性・偶然性を取り入れた「ピアノ曲XI」をはじめとして、聴き手を圧倒するシュトックハウゼンの世界がここにある。

彼はミュージック・セリエルの方法論を出発点にしながらさまざまな作曲理論を展開・実践し、同時代者たちに多大な影響を与えた。

ピアノ曲気らⅪ は、初期の点描主義から群作法、持続のセリー、偶然性の導入にいたるシュトックハウゼンの思索の足跡を一望するのに格好のシリーズである。

とくに現代音楽演奏のスペシャリスト、コンタルスキーによる演奏も魅力的で歴史的名演と呼べるもので傾聴に値する。

アロイス・コンタルスキーは、そのクリアなタッチと力強い音楽創りに定評があり、現代ピアノ作品の演奏の場には、弟のアルフォンスと共に欠かせないピアニストであった。

このLPは1970年に日本でリリースされたが、戦後の前衛音楽を常にリードしていたシュトックハウゼンのピアノ曲機Ⅺ を入れたもので、70年大阪万博にシュトックハウゼンが来日するのに合わせて出された。

しかしこれによってシュトックハウゼンが提唱していた「群作法」「可変形式」「多義形式」などの前衛音楽の概念が、より明確にされた歴史的なディスクといっても過言ではない。

2曲のミクロフォニーも電子音楽のパイオニアであった作曲者のライヴ・エレクトロニック・ミュージックの傑作で、想像力豊かな音の出会いが聴ける。

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classicalmusic at 14:51コメント(0)現代音楽  

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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