2010年06月06日

ミケランジェリのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番+ブラームス:バラード集、シューベルト:ピアノ・ソナタ第4番


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ベートーヴェンのピアノ・ソナタや協奏曲の録音に関し、ミケランジェリはすこぶる慎重であった。

ソナタにいたっては、ステレオ録音はわずか2曲にとどまる。

これでは彼を"ベートーヴェン弾き"に加えることはできまい。

だがしかし、ミケランジェリならベートーヴェンをどう再現するだろう?と聴き手は興味津々だったのだ。

聴き手にこんな思いをさせたピアニストは珍しい。

彼の人気は、明快で透明な響きがもたらした。その響きがかもし出す余韻と余情の見事なこと。

第4番では作曲家は強弱の変化をかつてないほど強調しているのだが、ここで聴かれるミケランジェリの録音は、なんとも絶妙。さすがである。

ブラームス21歳の作「バラード」と、シューベルト20歳の作「ソナタ第4番」という、2人の作曲家のいわば"青春の音楽"から実に重厚な音楽を引き出している。

シューベルトも決して悪くない(ミケランジェリ61歳のときのレコーディングだが、演奏は意外に若々しい)が、すばらしいのはブラームスだ。

総じて一長一短の感があるバラード集の録音の中で、一歩抜きんでた名盤ではないだろうか。

とりわけ第4番ロ長調の何たる美しさ!

この若き日の傑作のえも言われぬ味わいを、ここまで明らかにしてみせた演奏を私はほかに知らない。

作曲家の内的な世界に深く沈潜した作品に対する読みの深さは、さすがミケランジェリ、実に深いものがある。

楽器の選定にことのほか神経質なミケランジェリらしく、制作されて60年以上経ったピアノを使用しての演奏。

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