2010年06月13日

ホロヴィッツ/プレイズ・モーツァルト


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1978年のアメリカ・デビュー50周年記念公演のライヴ録音であったラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番以来、久々のホロヴィッツの協奏曲録音で、ジュリーニ&スカラ座o.との初顔合わせという話題盤。

協奏曲、ソナタ共にホロヴィッツの初録音。

名ピアニスト、唯一無二の存在であったピアニスト、ホロヴィッツの最晩年の録音である。

『Horowitz plays Mozart』というジャケットの表示が、この演奏の本質を見事に言い表わしている。

このディスクがリリースされた時"モーツァルト演奏・解釈"としての正統性についての論議が展開された。

しかし、モーツァルト演奏の常識とは大きく逸脱した演奏でありながら、ホロヴィッツの天真爛漫で奔放な音楽の語り口には抗し難い魅力と魔力がある。

そして、この不可思議なホロヴィッツ・マジックを聴き終えた後には、やはりモーツァルトの音楽の美しさ(それは聖なるものと魔の双方が秘められている)を感じている自分がいるのである。

ホロヴィッツのソロは右手の楽句にかなりルバートがかかっているが、それは彼自身の主張によれば、モーツァルトの真意に沿ったものであり、同じように左手の安定した動きが造形の基礎を守っている。

音楽に強い緊張感をもたせた上で、強弱の明確な変化、自在なアーティキュレーションでモーツァルトの意図を生かそうとしている。

ソナタもモーツァルトに対するホロヴィッツの主張がいっそう直截に反映されている。

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classicalmusic at 20:19コメント(2)トラックバック(0)モーツァルト | ホロヴィッツ 

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コメント一覧

1. Posted by g-ensis   2010年06月13日 23:22
4 はじめまして。
g-ensisです。
トラックバックどうもありがとうございました。

この映像の方のDVD盤は、生誕100年メモリアル・アルバム 「THE MAGIC OF HOROWITZ」でCDとカップリングで出ましたが、ホロヴィッツのいろんなシーンが見られ、私には特にブラックの渋いボウタイと、KAWAIのアップライトピアノを弾くシーンが目撃できる貴重盤なので、大事にしております。でも、す〜ぐ盤になりましたね。
2. Posted by 和田   2010年06月14日 10:44
g-ensisさん、コメントありがとうございます。
ホロヴィッツの映像では、晩年のモスクワ・ライヴをたまに観てます。
アンコールの「トロイ・メライ」を聴衆が泣きながら聴いていたのが印象的です。
またのコメントお待ちしております。

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Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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