2010年09月11日

アルゲリッチ/デビュー・リサイタル


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「栴檀は双葉より芳し」というが、このアルゲリッチがショパン・コンクールに優勝する5年前、1960年に録音した文字どおりのデビュー盤は、19歳の彼女がいかに傑出していたかがはっきりと示されている。

若々しさと同時に、堂々とした表現が印象深く、大器を予感させる演奏だ。

パワフルなテクニック、豊かな感性、鋭い閃きなどが一体となって、推進力に富むスリリングな演奏を繰り広げており、早くも彼女の個性が確立されていると見ることができよう。

ショパン《スケルツォ第3番》と《舟歌》では、自らの感情に流されたくないという警戒心の現れなのか固さがみられるが、それでもスケールが大きく、情感豊かである。

ブラームス《2つのラプソディ》では、ダイナミックな音楽の狭間に、そして静かに歌われるカンティレーナに、はっとするほど透き通る純度の高い感性が見え隠れしている。

ラヴェル《水の戯れ》では、若いアルゲリッチのみずみずしい感覚が、思い切りよく発揮され、輝きに満ちた華やかな響きを作り出しているが、静かな場面での透き通るような美しさも印象深い。

プロコフィエフ《トッカータ》とリスト《ハンガリー狂詩曲第6番》での強い律動感に貫かれたシャープなリズム感なども注目される。

またCDに追加された1971年録音のリストのソナタも、彼女特有の奔放までの情熱と情念をほとばしらせた名演のひとつである。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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