2010年11月23日
アバド&ヨーロッパ室内oのハイドン:「ロンドン・セット」交響曲より(7曲)
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これはあらゆるハイドンの演奏でもトップクラスの名演だ。
第93番でアバドは、細部に精確さとともに個性的かつデリケートな表情を与えており、躍動的な演奏を聴かせる。
それは明朗・率直・開放的で、まさに現代感覚によるハイドン演奏の典型と感じられる。
「奇跡」は冒頭から得もいわれぬ気品があり、すみずみまで行き届いたアンサンブルが素晴らしい。
若々しく明晰で、清澄・端正、古典の真髄をきわめた表現ともいえる。
「時計」も名演で、旋律線の流動が印象的。トゥッティも力強い効果があり、しかもアンサンブルの美しさは絶品だ。
ヨーロッパ室内管弦楽団は、アバドの提唱によってECユース・オーケストラ在籍者から選抜して作られた室内管弦楽団。
創設は1981年。第96番が収録された86年はその5年後ということになる。
旧来の大編成オーケストラによるハイドンに見直しを加え、個々の奏者の自発性をいかした溌剌とした演奏を展開している。
ヴィブラートは控え目ではあるが、アーティキュレーションについてはピリオド・スタイルを踏襲するまでには至っていない。
若々しい情熱の発露は実にすがすがしい。
第101番ではより表現に奥行きが生まれ、ハイドンの音楽が持つ多様性が描き出されている。
オーケストラの成長を4枚のディスクで追うことが出来るのも興味深い。
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