2014年03月07日

ヨッフム&バンベルク響のモーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」&第38番「プラハ」


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ヨッフムは1969年から73年までバンベルク響の指揮者を務め、その後もこのコンビで1982年に来日しているが、これはその前後の録音。

ドイツ音楽の正統を受け継ぐ巨匠として知られ、1987年に亡くなったヨッフム晩年の録音。

ヨッフムが最も得意としたドイツ=オーストリア音楽から、モーツァルトの2つの交響曲の折り目正しい演奏を聴く。

いかにもドイツ的で端正な、格調の高い表現には魅せられる。

ヨッフムと縁の深いオーケストラといえば、その創設に尽力したバイエルン放送響、常任指揮者を務めたロイヤル・コンセルトヘボウ管、桂冠指揮者の称号をおくられたロンドン響などがあげられるが、このバンベルク響とは6回も一緒に来日したほど息の合うところを見せ、このディスクでも彼らから、いぶし銀のような響きをよく引き出している。

若いころから名声を追い求めることのなかった人だけに、じっくりと積み重ねた年輪を感じさせる味わい深い演奏は聴く者の胸を打つ。

ヨッフムには、若いころにロイヤル・コンセルトヘボウ管を指揮しての録音もあるが、晩年の手兵バンベルク響を指揮したこのディスクは、いっそうきめこまやかで音楽性の深い表現で、決して派手な効果を狙うことのない、その堅固で誠実な演奏には強くひきつけられる。

またこの老大家の指揮は、驚くほど精緻でありながら、オペラを得意としたヨッフムらしい、生き生きとした表情がすばらしい。

第35番「ハフナー」は冒頭から、内部に秘められたロマン性を引き出した堂々とした演奏である。

第38番「プラハ」もほのぼのとした素朴な部分が残されていて心温まる。

もう2度と現れないであろう、名指揮者がわれわれに遺してくれた至芸をじっくり味わいたい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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