2010年11月11日

ボスコフスキー&ウィーン・モーツァルト合奏団のモーツァルト:セレナード&ディヴェルティメント全集


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1991年4月21日に81歳で亡くなったボスコフスキーの追悼盤であった。

実質的にはウィーン・フィルの名手たちの集まりであるウィーン・モーツァルト合奏団は、ボスコフスキーのリーダーシップのもと、モーツァルトの「セレナード&ディヴェルティメント全集」という記念碑的なセットをものにしている。

ウィーン・フィルのコンサートマスターを長年務めたボスコフスキー。

その彼が、同フィルの名手たちの集まりであるウィーン・モーツァルト合奏団を指揮したディスクは、肩肘張らない豊かな音楽の流れと典雅な響きが、実に耳に心地よい。

ウィーン・モーツァルト合奏団はアンサンブルが優秀なのは無論のこと、そのウィーン独特の甘美・艶麗な音色がたまらない魅力となっている。

ボスコフスキーの指揮は、速めのテンポで颯爽と運んだ現代的感覚の表現だが、さすがにモーツァルトの音楽の心をしっかりとつかんだもの。

どの曲の演奏にも、モーツァルトに対する深い愛情があふれており、実に素晴らしい。

ボスコフスキーも、合奏団のメンバーも、聴き手の耳を奪ってやろうなどとは考えずに、自然体を貫きながら、モーツァルトの愉悦を醸し出すことに成功している。

歌にあふれた演奏だが、強烈な個性を持ち合わせてない分だけ、庶民的で平和な音楽となっているのが魅力を生んでいる。

おそらく星の数ほども演奏したに違いない曲たちで、隅々まで知り尽くした演目でありながら、ここにはルーティンのかけらさえ感じない。

すべてが生き生きとしている。

セレナード&ディヴェルティメントの優麗典雅、ウィーン・モーツァルト合奏団のまろやかな響き、それにボスコフスキーの颯爽としたダンディズムが一体となって、モーツァルトを聴くことの楽しさと喜びを心ゆくまで満喫させてくれる全集である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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