2011年01月13日

チョン・キョンファ&プレヴィンのプロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番


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チョン・キョンファならではの名演だ。抜け切った天才の業といってもいい。

まだ20代のときのレコーディングだが、表現とテクニックは完全に融和し、陰影に満ちた音楽の襞を深々ととらえていくさまはただごとではない。

例によって情熱を惜しげもなく迸らせる全力投球の熱演で、誰をも自分の世界に引きずり込まずにはおかない異様なまでの説得力に満ちている。

その一途さ、激しさの向こう側に、何か言うに言われぬ神秘性を漂わせるところが、彼女のヴァイオリンのもう一つの魅力である。

それを東洋的と言って良いかどうかは難しいところとしても……。

第1番での虚無と哀切、第2番での崇高な祈り、ともに作品の核心をついた最良の演奏に違いあるまい。

第1番は抜群のテクニックでひきあげた演奏で、そのニュアンス豊かな表現には魅せられてしまう。

音楽への切り込みの深さも見事で、ことに、第2楽章の情熱的な激しさには、圧倒されてしまう。

チョン・キョンファは、第2番のもつロマンティックな情感を実に繊細に、かつ大胆に表現していて魅力的だ。

旋律の歌わせ方の美しさが抜群にうまく、緩徐楽章などうっとりとしてしまう。

ソロにぴったりと寄り添うプレヴィンの指揮も立派なもので、ここではさすがにインスピレーションを強く刺激されたようだ。

ことに第2番では、ロシア的な情緒を存分にあらわしており、見事だ。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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