2012年02月20日

ケンペのワーグナー:ローエングリン


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ワーグナーの創作の転換点にあるロマンティック・オペラ《ローエングリン》の録音は数多くあるが、筆者が最も好んで聴き返すのは、名匠ケンペがウィーン・フィルを指揮した往年の名盤である。

ドイツの名匠のひとり、ケンペは今や忘れ去られてしまったのだろうか。

ここでウィーン・フィルから彼が引き出した多彩にして雄大な音楽は、この"ロマンティック・オペラ"の真髄を示している。

オペラティックな感興に満ち、大胆さと親密さもほどよく兼ね備えているケンペのアプローチは、懐かしいドイツの"古き良き時代"の香りを伝えてくれる。

ここで神秘的なまでの美しさを示すウィーン・フィルの演奏は、オペラ・ハウスでのこのオーケストラの経験の集積にほかならない。

ウィーン・フィルによるワーグナー演奏の魅力とは何か?と考えるとき、このケンペの録音は、その明確な解答を与えてくれるだろう。

歌手陣の充実も同曲随一の豪華さであり、この曲を代表する名盤である。

ジェス・トーマスの高貴で逞しいローエングリン、フィッシャー=ディースカウの知能犯のようなテルラムント、ルートヴィヒの巧妙なオルトルート、フリックの堂々たるハインリヒ王は、いずれもこれらの役柄の最上の演唱を示している。

グリュンマーのエルザがいささか古風だが、忘れがたい名盤である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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