2011年05月18日

カルミナSQのドビュッシー&ラヴェル:弦楽四重奏曲


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この近代フランスを代表する2つの四重奏曲の演奏は、往年のカペー以来、フランスの四重奏団が他を圧していたが、第2次大戦後はさまざまな四重奏団が個性豊かな演奏を聴かせるようになったのも時代の流れだろう。

最近でもアルバン・ベルク、エマーソン、東京クヮルテットなどが作品の多様な魅力をそれぞれ明らかにしているが、カルミナSQもその一つである。

2曲とも4つの楽器が調和した響きが見事であり、その重厚すぎたり軽すぎることのない透明な音の美しさと緻密な表情、旋律のしなやかな歌わせ方も素晴らしい。

生き生きとした生気とみずみずしい情感を豊かにたたえた洗練された表現が、とても新鮮で魅力的な演奏である。

ドビュッシーはデリケートな曲想なので、アプローチする弦楽四重奏団はつい慎重になりすぎる傾向もあるのだが、ここに聴くカルミナSQは4人全員がはつらつとしており、意欲十分。

消極的にならず、かといって雑にもならず、難曲とすがすがしく取り組んでおり、好ましい。

ラヴェルはフレッシュに発想されたものが、そのままの勢いを保って、小気味よくまとめ上げられたような演奏である。

緩急、強弱の変化への対応もスムーズで、各表現には曖昧さがない。

小型ながら、エネルギッシュな特色をもつアンサンブルと言えよう。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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