2011年01月29日

カラヤンのグルック:オルフェオとエウリディーチェ


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このオペラは、1980年代からオリジナル楽器を使った「ウィーン版」でカウンター・テナーにオルフェオを歌わせる上演法も増えていたが、なんと現在それらの全曲盤ディスクはほとんどカタログから消えてしまった。

それまではベルリオーズが「パリ版」のオルフェオのパートを女声のアルトに戻すなどして「ウィーン版」と「パリ版」の長所の総合を目指したものを基礎にした上演がよく行われていた。

1959年のザルツブルク音楽祭でカラヤンが指揮したライヴもその一つ。

ここでカラヤンは、入場してくるなり、拍手も鳴り止まぬうちに祝典的な序曲などを端折ってリコルディ版の凝集度を高め、いきなりエウリディーチェの新しい墓の前での嘆きの合唱から始める。

この合唱と第4曲でのその繰り返しだけはウィーン初演版、それ以外はウィーン初演版普及前の慣用版、リコルディ版をかなりカットして使って上演の密度を高めながら、後年の彼に見られた作りものの美やドラマではない、本当に心を打つ演奏を行なっている。

歌手陣では、メゾのシミオナートがオルフェオに完璧に近い発声と格調高い役づくりを見せている。

絶頂期のユリナッチのエウリディーチェ、スブレットの新進シュッティのアモールへの起用も成功し、感動的な名演を生んでいる。

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classicalmusic at 15:47コメント(0)トラックバック(0)カラヤン  

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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