2011年03月24日

ライナー&シカゴ響の美しく青きドナウ~ウィンナ・ワルツ&ポルカ名演集


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このアルバムは、名歌手シュヴァルツコップが、「無人島への1枚」に選んでから突然話題になったものだが、ライナーの棒はノスタルジックな憧れに溢れ、シカゴ響の名人芸ともあいまって、実に雰囲気豊かなウィンナ・ワルツの名演といえる。

ライナーとシカゴ響によるワルツとポルカは、積年の汚れを洗い落した名画のように、シュトラウスの音楽本来の美しさが際立っている。

よく人間は顔や噂で判断してはいけないというが、このライナーとシカゴ響によるワルツ集など、そのもっともよい例かもしれない。

映画などに残されたライナーの厳めしい顔と指揮ぶりからは想像もできないような魅力あふれる演奏である。

とはいえ、彫りの深い響きと精妙なリズムによってシュトラウスのワルツやポルカの真髄に迫っているあたりは、やはりライナーである。

曲の隅々まであの鋭い眼光がゆきとどいた正攻法でシンフォニックな演奏は、まったく隙がなく、それでいて少しも野暮にならず、粋でありながら格調も感じさせる。

リズムやフレージングは、ウィーン独特のものとは少し違うものの、この演奏を聴いていると、音楽から思わず姿勢を正したくなるような格調の高さと他の演奏では味わえない美しさがあり、シカゴ響の名手たちのソロのうまさもまたとても味わい豊かである。

やはりJ.シュトラウスが生きた19世紀のウィーンを知る巨匠ならではの、香り高いワルツ・アルバムである。

ライナー独特の魅力あふれる演奏であり、現在の《舞踏への勧誘》と《ばらの騎士》も入ったCDではワルツの変容も楽しめる。

さらにSACD化による高音質も、本名演の価値を高めることに貢献していることを忘れてはならない。

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classicalmusic at 18:37コメント(0)トラックバック(0)シュトラウス | ライナー 

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