2011年03月10日

ロスバウトのブルックナー:交響曲第7番


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ハンス・ロスバウトは、私の知る範囲では、1950年代に脚光を浴びた現代音楽の旗手たちの作品を積極的に取り上げ、世間に紹介した指揮者という印象ばかりが強い。

現代音楽はあまり聴かない筆者のような者にとっては、遠い存在であり、単なる変わり者としかうつらない。

そこらあたりが、変人好きな私の興味をひく要素ともなっている。

現代音楽ばかり演奏しているから変だとはいえまい、という意見もあるかもしれないが、現代音楽を演奏しすぎたからとしか思えないほど、彼の音楽は異様な響きをもっている。

しかし、これは素晴らしく音楽的なブルックナーである。

妙な言い方だが、最近のブルックナー演奏は、あまりに巨大な「音響」と化しているように思うのだ。

そこでは瞬間ごとにその音響に浸ることだけが目的となってしまう。

もしかすると彼の音楽の本質が、そのようなものであるのかもしれないが。

しかしこの演奏は、あくまでフレーズごとにしっかり歌いながら、どこまでも室内楽的に見通しがよく、結果として、この交響曲全体の構造をみごとにあらわにする(オーケストラがいささか非力だけど)。

音楽には始めがあり、どのような筋道を通って終わりに向かうのか。

この当たり前のことが、珍しくも実現されているといえよう。

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classicalmusic at 19:07コメント(0)トラックバック(0)ブルックナー  

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Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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