2011年03月11日

コルボのバッハ:ミサ曲ロ短調、マニフィカト


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《ミサ曲ロ短調》は、コルボ指揮ローザンヌ室内管ほかの演奏が素晴らしい。

これはオリジナル楽器によるものではなく、モダン楽器によった演奏だが、そこここにオリジナル楽器的奏法がみられ、いずれこの曲の場合もオリジナル楽器の演奏が、主流になるのを予告しているともいえる。

オーケストラの音色が明るく、響きも美しい。

また合唱の扱いの上手さも、コルボの特筆すべき腕のひとつ。

バッハというと、リヒターがまずあげられるが、合唱の扱いでは、コルボも負けていなだろう。

合唱団の上手さは、むしろこちらのほうが上だと思う。

ローザンヌ声楽アンサンブルも編成が小さく、透明で動きの鮮明なきめ細かな歌唱が魅力的で、きわめて洗練されたアンサンブルが光った演奏だ。

特に声楽パートは、神経の行き届いたバロック的発声で、ヴィブラート過剰な現代的発声とは違った、この曲にはふさわしい配慮がなされているのもいい。

独唱では、男声=テノール、バリトン、バスが秀演で、特にバリトンのフッテンロッハーが光っている。

さらにアンドレのトランペットは人によってはうるさいと感じる人もいるかもしれないが、バッハ・トランペットを、これほどみごとに鳴らした演奏は他にはなく、天井から差した、一条の光のようにさえ感じさせる。

概してコルボの演奏には、このような雰囲気を持つものが多く、そのなかにそれぞれの作曲家のエッセンスを注ぎ込んだ静謐さが、彼の特徴ではないだろうか。

《マニフィカト》でのコルボの指揮は、流れがよく、やさしさにあふれていて、聴いているうちに、実になごやかな気分になってくる。

透明感にみちたすがすがしいその演奏は、若い世代には好まれよう。

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classicalmusic at 18:34コメント(0)バッハ  

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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