2011年03月23日

オイストラフ&コンヴィチュニーのブラームス&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲


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ブラームスのヴァイオリン協奏曲を何度も録音しているダヴィッド・オイストラフだが、ステレオでのクレンペラー=フランス国立管やセル=クリーヴランド管との名盤と並んで、LP初期に録音されたコンヴィチュニーとドレスデン国立管(当時はザクセン国立管と呼ばれた)の演奏もまた、忘れ難い名演である。

全体は恰幅のよい表現力をもち、構成も安定しており、風格がある。

ブラームスの抒情性がじつに逞しく描き出されていく。

オイストラフの豊麗な音と豊かなカンタービレに加えて、ここではコンヴィチュニーの武骨で逞しい、しかし、細部の一点一画まで強靭な意志をこめた指揮と"ドイツ的"としか形容できないオーケストラの音と音楽性が、ブラームスの音楽の魅力を余すところなく描きつくしている。

チャイコフスキーという作曲家の中にあるロシア的要素と西欧的要素のバランスをどうとらえるかで、チャイコフスキー解釈のあり方は変わってくる。

スラヴと西欧の融合したチャイコフスキーの音楽の特殊性を考えてみた時、このコンヴィチュニーとの共演盤は、オイストラフのこの曲の多くの録音の中でもとくに優れたものということができよう。

テクニックの全盛期にあったオイストラフの、華麗にして雄大ながら、饒舌にはならぬセンスと母国の作曲家に対する共感、そしてそれらを一つに結びつけるロマンティシズムの飛翔は、コンヴィチュニーの堅実な音楽性、ドレスデン(ザクセン)国立管弦楽団の渋い音と合わさって、至高の演奏を展開している。

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classicalmusic at 18:32コメント(2)トラックバック(0)オイストラフ  

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コメント一覧

1. Posted by 紅露文平   2013年07月29日 14:32
在りし日の東ドイツでの 誠実 真摯な演奏記録の代表ですよね。
2. Posted by 和田   2013年07月29日 16:30
そうですね。オケのつややかで重厚な響きは今となっては聴かれなくなったものです。

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