2011年04月07日

クーベリックの「ローエングリン」


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堂々とした骨太の《ローエングリン》がこれだ。

クーベリック盤はワーグナーのロマン的オペラと銘打たれた作品の味わいを素直に引き出した名演。

ロマンティックなオペラというより、重厚でドラマティックな力を備えた作品として描かれている。

初期のロマンティック・オペラと後期の楽劇のいわば分岐点に立つ作品だが、クーベリックは、そのロマンティックな側面をことさらにふくらませることなく、明快にひき締まった感覚で、ドラマティックで新鮮な演奏を築いている。

この巨匠ならではの格調高く透徹した表現によって、作品のすみずみにまで、いかにもしなやかに澄んだ光を通しており、強く爽やかな劇性がまことにくっきりと美しい。

バイエルン放送交響楽団の明快で、ごまかしのない演奏も魅力的。

もう一世代前になった感のある歌手たちだが、まだ古びない、十分に立派な歌が聴ける。

聖杯騎士にふさわしい品格をそなえた気品あふれるキングや、性格表現にすぐれたステュアートのテルラムントなど、知と情を合わせそなえた歌手陣もすばらしく充実しており、中でもヤノヴィッツの清らかに澄んだ声と初々しく清楚な歌唱は最高のエルザといってよいだろう。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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