2011年04月17日

クラウスのJ.シュトラウス:喜歌劇《こうもり》


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ウィーン・フィル恒例のニューイヤー・コンサートの創始者として知られるC・クラウス。

それらの曲目を収めたモノーラル録音は今も不朽の名演奏として有名で、今なお、シュトラウスのワルツやポルカの優美な美しさ、粋な愉悦感を、クラウスほど気品をたたえながら表現できた指揮者はいないと思う。

その"古き良き時代のウィーン"としかいいようのない独特の香気やウィーン・フィルの響きも、クラウスの指揮がとくに際立って美しい。

この《こうもり》も例外ではなく、けっして忘れることができない。

LP初期の録音のため台詞はカットされているが、それもシュトラウスの音楽のすばらしさを一層ひきたてていると、いえなくもない。

淀みなく流れるワルツやポルカ、チャルダーシュなどのリズムによって展開される極上のオペレッタの楽しさと美しさを満喫できる。

もしオペレッタの演奏に時代を超えた規範的演奏というものがあるとするならば、まずこの演奏に指を屈するべきだ。

なによりも音楽的純度が高い。

なんと品よくエレガントなのであろう。

しばしばウィーン風演奏の極致と評されてきたが、やはり本物はクサクない。

アイゼンシュタインのパツァーク、アルフレートのデルモータ、ロザリンデのギューデン、アデーレのリップなど、ウィーン国立歌劇場黄金時代の名歌手たちの歌も申し分なく、この演奏で聴けるような優雅な雰囲気や独特の官能性は、もはや時代とともに失われてしまったことを実感させる。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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