2011年05月05日

ケルテス&ウィーン・フィルのモーツァルト:交響曲集


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イシュトヴァン・ケルテスが残してくれた貴重な遺産。

ケルテスのモーツァルトは、いくら聴いてもすばらしく、飽きることがない。注文をつける余地を残さない。

強制されるのでもなく、説得されるのでもなく、ただモーツァルトはこうなんだよ、と言っているようだ。

聴くほうもしだいに、そう思いはじめ、安堵、幸せの気持ちが流れ込み、やがて満ち足りた思いになる。

どの指揮者よりもモーツァルトへの愛着が強く感じられ、感性豊かに調べを歌い、抜群のテンポとリズム感をもつ。

けっして作られたものではなく、生まれながらに自然に備わって、いつしか体内から湧き出てきたようである。

モーツァルトの音楽に必要なセンスとバランスの良さからくるのだろう。

ケルテスはできあがるであろう全体像を見極め、把握してから、各部分の音づくりを始めているように見える。

第25番は気品高い演奏だ。

ケルテスは音楽的な純粋性と美しい平衡感で、円熟した音楽を聴かせる。

第29番ではロマン的な甘美さを表し、第40番も感情が内部からにじみ出るような陰影に富み、「ハフナー」は内面的な深さに加えて独自の優美な感覚が示されている。

第39番は溌剌と弾む晴朗なモーツァルトで、ケルテスの新鮮な感受性がそのまま表れた好ましい演奏だ。

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classicalmusic at 12:26コメント(2)トラックバック(0)モーツァルト | ケルテス 

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コメント一覧

1. Posted by 水口 峰之   2011年05月05日 18:02
いつも素敵なトラックバックを送ってくださり、ありがとうございます。すっかりご無沙汰してしまいました。

さて、ケルテスのモーツァルトはホントに素敵ですね。特に25番の気品、おっしゃるとおりだと思います。
かえすがえす、若くして事故死したこの指揮者、惜しまれてなりません。
2. Posted by 和田   2011年05月05日 21:57
水口さん、私もケルテスの早世、残念でなりません。
もし長生きしていたら、現代を代表する巨匠になっていたに違いありません。
カンテルリにしろリパッティにしろ、音楽の神に愛されて早く召されたとしか思えません。
ケルテスのモーツァルトでは、「ハフナー」が最も素晴らしいと思います。
またのコメントお待ちしております。

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Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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