2011年05月12日

C・クライバーの「ばらの騎士」(1973年ミュンヘンでのライヴ)


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父エーリヒ・クライバーの古典的名盤に優るとも劣らない出来映えだ。

1968年のバイエルン国立歌劇場でのR.シュトラウス《ばらの騎士》の大成功でクライバーは指揮者として世に出た。

しかし、自らレパートリーを選べるようになった1970年以降、クライバーは限られた作品しか演奏しなくなった。

そして、1982年のワーグナー《トリスタンとイゾルデ》を最後にスタジオ録音も行わなくなってしまった。

この《ばらの騎士》がライヴ録音されたのは1973年、指揮者は録音当時40過ぎということになる。

もうこの段階で、クライバーの音楽は個人の演奏様式として完成されてしまっていたのだ。

それが逆にクライバーの悲劇だったのかもしれない。

クライバーには、この後にも《ばらの騎士》のライヴ録音があるが、彼の音楽はこの1973年盤よりも先へ進めなかった。

だから、このライヴ録音はクライバーの出発点でありつつ最終地点でもあるのだ。

こんな指揮者はおそらく他にいまい。

クライバーが徐々に演奏回数を減らし、ついにはほとんど振らなくなったのは、本人が自分の限界を知っていたからではないか。

歌手陣は総じてすぐれており、クライバーチームとしてよくまとまっている。

一般論として、クライバーがスタジオ録音した演奏は慎重になりすぎていて、残念ながら本当の彼らしさに欠けることが多い。

それゆえ、市場には海賊盤が溢れているが、本人も生前時々秘密裡に来日しては、そうした海賊盤を買って行ったというから面白い。

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