2011年05月14日

バーンスタインの「ファルスタッフ」


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



バーンスタインの最初のオペラ録音で、彼のオペラ録音は余り多くなく、ヴェルディも当録音のみである。

1966年、ウィーン国立歌劇場での上演はセンセーションを巻き起こしたが、これはそのままのキャストの録音で、理想的な陣容といえる。

一分の隙もないアンサンブルと、清新で溌剌たる音楽表現を持った素晴らしい演奏である。

素晴らしく活力に富んだ明快な表現が、この喜劇の本質を鋭く摘出している。

バーンスタインがここで作り出した《ファルスタッフ》は、驚くべき精緻な技術と感覚によりながら、まさにこのヴェルディの音楽がそうであったように、真に卓越した表現だけがもつ自在無碍な愉悦に到達しえている。

そしてバーンスタインは音の一つ一つを熟考して練磨し、作曲者がその音に託した性格のすべてを、思い切り引き出している。

バーンスタインがウィーン・フィルとの初めての録音にこのオペラを選択したのは、この究極のアンサンブル・オペラを充分に表現できると確信したからだろう。

実際、この演奏でのバーンスタインの指揮とウィーン・フィルの表現能力は素晴らしく、英デッカによる録音もヴェルディがいかにオーケストラで多様な表現を達成しているかを鮮明に聴かせてくれる。

歌手ではタイトルロールのF=ディースカウが、ヴェルディに関する長い間の経験と研究と愛着の蓄積の上に築きあげた見事な性格表現で、歌唱全体の要を形造っている。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 15:21コメント(0)トラックバック(0)ヴェルディ | バーンスタイン 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ