2011年05月16日

カラヤンのブラームス:協奏曲集


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ピアノ協奏曲第2番は、バックハウスとベームの歴史的録音以上にドイツ的(しかも、ブラームスのルーツである北ドイツ的)なピアニズムを湛えた名盤が、ハンス・リヒター=ハーザーと、若き日のカラヤンとベルリン・フィルによるディスクである。

質実剛健なリヒター=ハーザーのピアノに、覇気と様式感、さらに色彩感に溢れたカラヤンの音楽性が合わさり、稀にみるドイツ的な最上級の名演奏となっている。

ブラームス本人のピアノ演奏を彷彿とさせるにふさわしい太く柔軟な指は"ブラームスの音"と呼ぶべき、強靭にして深い音をピアノから紡ぎ出していく。

音色、音楽性、リズム感といったあらゆる要素が、ブラームス演奏に対して理想的なものを持っていたリヒター=ハーザーは、その打鍵テクニックにおいても、バックハウスよりもより進化したものを持っていた。

そんな彼の残した最上の演奏のひとつが、このディスクである。

日本で評判のよいバックハウスとベームの録音よりも遥かに、ピアニスティックな完成度においても、音楽的充実感においても、この1枚のほうが優っている、と敢えて断言したい。

ヴァイオリン協奏曲は若きクレーメルの西側での初の録音で、日本でのデビュー盤となったもの。カラヤンとの共演もこれが唯一となってしまった。

ヴィブラートを抑制した透明な音ですんなりと弾いているが、そこにはなめらかな甘さや艶があり、独特の美しさを生み出している。

カラヤンの伴奏のつけ方の巧さも抜群で、遅めのテンポでじっくりと歌い上げる。

第2楽章のオーボエ・ソロなどほれぼれするほど美しい。

そして、それに乗っかるようにしてクレーメルが瑞々しい音楽を繰り広げている。

この楽章は全曲中の白眉だ。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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