2011年05月21日

ポゴレリチのショパン:24の前奏曲


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ポゴレリチの演奏は、ショパンの作品が可能性としてもっていながら、まだ誰も引き出して明らかにすることができなかった世界を、まざまざと開示しているといっても過言ではない。

単に深い味わいがあるというにとどまらず、その世界の雄大さを伝える見事な演奏だ。

しかも作品に真正面から正攻法で取り組み、各曲にミクロコスモスというよりもマクロコスモス的な存在感を主張させるのも立派だ。

ポゴレリチ最大の業績は、第7曲や第24曲などの新しい演奏解釈にある。

そこで、彼は従来のショパン演奏には決して見られなかったような荘厳さを獲得している。

また第13番では、元来のショパンらしい甘い響きも上手に再現している。

第15番(俗に言う「雨だれ」)の中間部には、変わっていて驚くというよりはむしろハッとさせるような厳粛さがある。

正直言って、この作品はポゴレリチに敵う演奏はない。

ありきたりの選択になるが、この人の弾く暗さとドラマトゥルギーにはもう頭が下がるし、音色の豊かさに圧倒される。

短調の曲でのゆっくりした部分では完全に出口のない絶望や孤独の音楽が聴ける。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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