2011年05月22日

ドミンゴ&グルベローヴァのオッフェンバック:ホフマン物語


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小澤のDGへのオペラ初録音。

このオペラはいかにもホフマン好みの夜の幻想性と怪奇性に富んでいる。

オッフェンバックはその魅力を多彩に、いわば闇のかがやきとして描き出すことに成功している。

ここで最大の聴きものは、2人の主役をはじめとする多くの名歌手たちの性格的な名唱だ。

小澤は一部エーザー版を取り入れた演奏だが、ドミンゴが、第1幕やエピローグでの壮年期のホフマンと、オランピア、アントニア、ジュリエッタとのそれぞれの年代でのホフマンをどう演じわけるかが聴きどころとなろう。

またグルベローヴァが3人の女性をどう歌いわけるかも楽しみなところで、ドミンゴとの掛け合いが聴きもの。

ドミンゴはロマンティックな情熱にあふれるすぐれたホフマン像を歌い出しており、グルベローヴァの、なかでもアントニアに切なさがよく出ていて素晴らしい。

また4人の敵役を、いずれ劣らぬヴェテランたちに分担させているのも非常に成功している。

小澤の切れの良さもさることながら、この録音の成功はドミンゴとグルベローヴァに尽きよう。

ドミンゴやグルベローヴァが、どんなに上手く役を演じわけても(実際、見事に歌いわけている)2人が歌うたびに、「ああ、ドミンゴだな、グルベローヴァだな」と思わずにはいられないほど、2人の歌声は、際立って魅力的なのである。

小澤の指揮はごく常識的で無難な出来で、独自のイメージがないのが難だが、フランス国立管弦楽団の美しい響きは特筆に値する。

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classicalmusic at 00:00コメント(0)トラックバック(0)小澤 征爾  

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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