2010年08月10日

カラス&セラフィンのドニゼッティ:ランメルモールのルチア(新盤)


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新盤はカラスの2度目のスタジオ録音による全曲盤で、1959年の収録。

《ノルマ》とともに《ルチア》もまたカラスとセラフィンによる最良の遺産である。

このオペラを語るには、やはりマリア・カラスから始めなければならない。

声そのものの威力・美感に加えて、恐ろしいまでに核心に迫る性格描写。

カラスのルチアは、まさに永遠に不滅である。

傍らに置いて、いつでも聴きたくなるような演奏というのではないけれど、なにはともあれ、一度は体験しておかねばお話にならない。

1953年の旧録音や、1955年のカラヤンとのライヴ録音に比べると、明らかにカラスの声は、美しさもテクニックの切れ味も減退している。

しかし、それでもなお残されたカラス独自の厳しい役作りと歌唱への自己同化の妙には非凡なものがある。

このステレオ録音のカラスの声も瑞々しさを失っているわけではないし、情感豊かな表現も一段と素晴らしい。

イタリア・オペラ最大にして最後の巨匠とも呼ぶべきセラフィンのリードもまた素晴らしい。

すべてを知り尽くした名伯楽は、いぶし銀の味わいを湛えた熟達の音楽作りを聴かせてくれる。

タリアヴィーニの個性的なエドガルド、若き日の声の威力に溢れたカプッチッリのエンリーコも聴き応え充分。

また、カラスとセラフィンの偉大さも2つの録音を聴くとよりはっきりとわかるだろう。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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