2007年12月25日

グルダ&アバドのモーツァルト:ピアノ協奏曲第20、21、25、27番


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ウィーン出身のグルダは演奏活動の初期からモーツァルトの作品を録音しているが、その数はあまり多くない。

「私にとって、モーツァルトはイエスの次にくる人だ」というだけに、グルダはモーツァルトの演奏にはとくに慎重だからである。

そのグルダが「本当に満足できる録音」として挙げているだけあって、このアバドと共演した4つの協奏曲はどれもたいへん素晴らしい。

このモーツァルトのピアノ協奏曲を代表する傑作も、アバドの指揮と共感豊かな演奏を展開し、それぞれの多様な魅力をすこぶる明快に表現している。

ピアノ、指揮、オケの3拍子揃った、この4曲のベストを狙う名演だ。

第20番はまず結晶化されつくした絶妙な美音に驚かされる。表現も素晴らしい。

第21番も透明なタッチで弾きつつ、曲想に従って驚くほどのニュアンスの変化を示す。

アバド指揮のウィーン・フィルもグルダにまさるとも劣らない。

なかでも第21番第2楽章のテーマのみずみずしさは、他のすべてのレコードを凌駕するだろう。

第25番はグルダが見事で、とくに第1楽章ではアバドが設定する遅いテンポの中、緻密で透明な美しさを極限まで発揮してゆく。

こんなに落ち着いた演奏も珍しい。

アバドの指揮は、かなり表現主義的だが響きは斬新だ。

第27番は、両者ともしっとりと抑制を効かせており、これはモーツァルト最後の天国的な曲想を考えてのことだろうが、素直で自然な表現だ。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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