2011年06月04日

カラヤン&ベルリン・フィルのベートーヴェン:交響曲第4番/R.シュトラウス:英雄の生涯(1985年ライヴ)


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



カラヤンは1982年から85年にかけて、つごう4度目となるベートーヴェンの交響曲全集を録音したが、この「第4」はその頃にライヴ録音されたものである。

カラヤンは、一分の隙もないすっきりと整った音楽を作り出しており、いかにも現代的な感覚の演奏となっている。

ベルリン・フィルの華麗な響きとともに、カラヤンの棒の絶妙な魔術を味わうことのできる演奏といえよう。

カラヤンが得意としていたリヒャルト・シュトラウスの管弦楽作品の中でも、オーケストラ音響を効果的に扱う上でとりわけ腕の振るい甲斐のあるのが《英雄の生涯》だろう。

カラヤンが、最初のベルリン・フィル盤(1959年)を含めて、幾度も実演と録音を繰り返したのもむべなるかなである。

1985年、カラヤン77歳の年のこのライヴ・レコーディングは、何はともあれ管弦楽の圧倒的な響きの魅力と、それをクリアに記録した録音の音質のすばらしさに最大の特徴がある。

ただし、これをオーディオ装置のデモンストレーションにばかり使われては、カラヤンも不服だろう。

内的表現の深さと周到さにおいて、なるほどと思わせる部分を聴き逃したくない。

一般論として、再録音、再々録音されたカラヤンによる同曲異演盤は、その初期、中期のもののほうがよいように思うのだが、この《英雄の生涯》は晩年のライヴ録音になる1985年盤がおもしろい。

カラヤン自ら"英雄"になぞらえる気持ちが、特に色濃く示されている。

帝王の真髄が、ここに刻まれている。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 01:11コメント(0)トラックバック(0)カラヤン  

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ