2011年06月30日

ルービンシュタイン&ミュンシュのブラームス:ピアノ協奏曲第2番


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このブラームスの協奏曲は、ルービンシュタインの全盛期のころの録音(1952年)で、テクニックや気力が最も充実していた演奏であり、この巨匠の最良の状態を伝えている名盤として注目される。

これはルービンシュタインの65歳の時の録音だが、そうした年齢を感じさせない見事なテクニックで風格たっぷりに弾きあげている。

もっとも、彼はその後、クリップスとオーマンディと録音しており、この録音は、むしろ若いころのものと言えるかも知れない。

ルービンシュタインの若々しい表現が、音楽性にあふれており、晩年の厚みや交響的な味わいは薄いが、全盛期だけに色気や艶があり、流れが美しく、詩情にも欠けていない。

ブラームスの変ロ長調協奏曲の演奏では、とかくヴィルトゥオジティが表面に出てくるが、音楽の性格はそれだけで割り切れるものではなく、演奏者の個性とヴィルトゥオジティがどのように結びつくかに左右される。

この演奏はルービンシュタインのテクニックが充分に発揮されていると同時に、音楽のさまざまな性格も過不足なく反映されている。

渋くまろやかな美しさに溢れるルービンシュタインのソロは、輝かしい集中力や強靭なタッチを充分に維持しており、ブラームス特有のくすんだロマンやエネルギッシュな情熱を絶妙なさじ加減で描き出しているのである。

この時期のルービンシュタインはひとつの完成期にあり、ブラームスの変ロ長調協奏曲の優れた演奏もそのことを実感させる。

したがって、ルービンシュタインは華々しい技巧を誇示するのではなく、豊かな情感とバランスをとっている。

ミュンシュは伴奏として優れているだけでなく、ボストン響からブラームスらしい重厚でブレンドのよいサウンドも作り出している。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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