2011年06月27日

チョン・キョンファについて


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1948年生まれの韓国女流ヴァイオリニスト。

まず4歳からピアノを始め、6歳でヴァイオリンに転向したが、10歳の頃にはステージで演奏するほどの天才ぶりを発揮した。

そして12歳の時にアメリカに渡り、ニューヨークのジュリアード音楽院で、名教師ガラミアンに師事して、1967年レーベントリット・コンクールでピンカス・ズーカーマンと優勝を分けあったのち、演奏活動を始めた。

デビュー当初から彼女の演奏は、一般的に名ヴァイオリニストと呼ばれるための条件、すなわち美しく艶やかな音と高度に磨かれたテクニック、そして楽器を美しく歌わせる情感の豊かさといったのものを備えていることは当然だが、さらにそれらに加えてその表情に、彼女ならではの燃えさかる火のような情熱を感じさせることが大きな特徴となっていると言えるだろう。

それはいかなる作品においても、独特の緊張感のある音楽運びとなって現われ、もしかして東洋人ならではと言えそうな、瞑想的で陰影豊かな表情とともに、聴き手を惹きつけずにおかない魅力となっている。

それは充分に個性的な演奏であることに間違いないのだが、作品の持ち味を余すところなく表出していることも、また、確かである。

1990年代以降になると、そこに、より柔和で大らかな表情も加わってきて、一段と深い味わいを宿すようになり、ますます充実した演奏を聴かせてくれた。

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classicalmusic at 04:34コメント(2)チョン・キョンファ  

コメント一覧

1. Posted by 小島晶二   2021年02月19日 09:39
4 以前私見を申し上げましたが,キョンファが素晴らしかったのは80年代前半迄で,その後の彼女の演奏を私は好きになれません。70年代の彼女の完璧な技巧と火花が出るような鮮烈な弾きは圧倒的でした。彼女は84年に結婚してから良く言えば円熟味が増した,悪く言えば緩慢になった感じがして,ムターとは大きな差があるように思います(余計なお世話ですね)。
余談ですが,昨日話題に上がったポゴレリッチのショパンコンクール出場は1970年ではなく,1980年でしたね。つまりツィマーマンが受賞した事後の大会だった訳で,またしても私の勘違いでした。言葉は良く分かりませんでしたが,その際のテレビ録画Youtube で見ました。その年の優勝者はダンタイソン。このピアニストも当時センセーションを巻き起こしましたが,その後全く名前を聞きませんね。
話は逸れますが,ワルター/ベルリンフィルのモーツァルト40番とブラームス2番がカップリングされたターラ盤 (1950年9月25日)をYoutubeで試聴しました。貧しいモノラル録音ですが,素晴らしい快演でした。前者は12種もあるワルターの演奏中最高のひとつと感じました。後者もNYフィルの演奏で感じたフィナーレのヒステリックな感じは無く,流石ベルリンフィルと感嘆しました。
最近のレコードアカデミー賞受賞盤を見ると知らない若手演奏者ばかりですが,そんな中今年ワルターのハイブリッドエディション全集 (ソニー) が特別賞を受賞しました。どれ程録音が良くなったのか聴いてみたい気がします。ひょっとして和田さんは既にお持ちですか?
2. Posted by 和田   2021年02月19日 12:43
ワルターのハイブリッドエディション全集は持っていませんが、1950年9月25日 ワルター&ベルリン・フィルのコンサートの実況録音のCDは持っています。モーツァルトの第40番は、表現のスタイルはウィーン盤に似ていますが、上行ポルタメントは見られず、ワルターとしては何でもなく開始されます。テンポもごくふつうです。ところが、13小節眼の上昇音階で急にポルタメントが掛かり、大きなクレッシェンドと共に甘美な雰囲気が濃厚となります。すなわち1929年盤にそっくりなのです。もちろん偶然の一致でしょうが、この表情がベルリンのオーケストラだけに聴かれるのは興味深い現象だと思います。再現部の例のルフトパウゼはこの1950年盤にはすでに現われています。第2楽章は強調されたレガート奏法で開始されます。それゆえモーツァルトのとぼとぼした足どりは弱められていますが、その代わり4小節の終わりから急にピアニッシモにする寂しさが何とも言えません。展開部の切迫してゆくような速いテンポも、この盤独特のものです。メヌエットからフィナーレにかけては、低弦の威力が随所に感じられ、他の盤には見られないベルリンの味を伝えているのです。ブラームスの第2番は、ベルリン・フィルの上に自然に乗った指揮ぶりです。従ってニューヨーク盤やフランス国立放送盤のような踏みはずした迫力はありませんが、最も抵抗なく味わえる完熟の演奏であり、もちろんワルターならではの幻想的でロマンティックな歌は充分です。このワルター最盛期の名演を、仏ターラ社の優れたリマスタリング技術によって復刻された良好な音質で味わえるのを喜びたいと思います。

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Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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