2011年06月29日

クリスティアン・ツィマーマンについて


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



「ショパン・コンクール」といえば、コンクール中のコンクールとでもいうべき格の高さを誇っている。

すべてのピアニストが、一度は意識をするコンクールといえよう。

5年に一度おこなわれるこのビッグ・イヴェントに、ツィマーマンはわずか18歳で優勝を飾ってしまった。

ポーランドのサーブジェで1956年に生まれた彼は、早くからピアノに独自の才能を発揮。

1975年におこなわれたショパン・コンクールでは、史上最年少で優勝するという快挙をなしとげた。

その後、すぐに演奏活動に入り、レコーディングも活発におこなうようになる。

来日もして、わが国のファンの耳と目にも強い印象をあたえた。

ツィマーマンはポーランド出身であり、しかも、ショパン・コンクールで世に出てきているので、ショパンを得意としているのは当然としても、それだけで彼が満足しているわけではない。

彼はモーツァルトやシューマン、ブラームスなどに対しても、きわめて意欲的に取り組んでいる。

ショパンを含めて、その演奏内容は、たんなる星菫派のような抒情の吐露に終わってしまうことなく、構成力のある堂々とした性格だ。

そのたくましい存在感を秘めた音楽性は、今後さらに大きく成長していくことであろう。

ひと頃は若さのシンボルのような存在であった彼も髭などをたくわえ、外見もグッと貫禄を増してきているようだ。

現在、最も注目すべきピアニストの一人である。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 00:03コメント(2)ツィマーマン  

コメント一覧

1. Posted by 小島晶二   2021年02月21日 09:30
4 ショパンコンクール受賞後のツィマーマンの活躍は素晴らしいの一語。彼はレコーディング技術や音響学にも造詣が深いので,あの独特なリリシズムを会得したのでしょう。東日本大震災の折は日本に居たそうで,日本とも関係が深くファンも多い様です。協奏曲でカラヤン,ジュリーニ,バーンスタイン,小澤征爾,ラトル等世界一流の指揮者と共演出来たのも彼の才能故の僥倖ですね。以前触れましたが,彼のレパートリーで私が最も惹かれるのはシューベルト!ソナタ21番と即興曲集は内省的な内田光子とは甲乙付けがたい魅力があります。
話は変わりますが,ベーム/ウィーンフィル(1978年8月23日)とカラヤン/ベルリンフィル(1988年10月22日) のブラ4のライヴ演奏をYoutubeで聴きました。両演奏ともテンポが絶妙で,2人ともライヴの指揮者であることを改めて痛感しました。ウゴルスキーのベートーヴェンソナタ32番はお気に召さなかったでしょうか?
2. Posted by 和田   2021年02月21日 11:51
ウゴルスキの第32番は第2楽章などをかなり遅いテンポで彫琢していますね。これは既存の解釈への挑戦とも受け取れますが、少しも衒いがないばかりか、自発的な即興性に身を任せたかのような必然性さえ感じ取れます。資料を見るとウゴルスキは少年時代からすでに「自分の解釈は非常に的を得た個性的なものであり、自分が正しいと思ったことは批判を浴びるだろう」ということを自覚していたそうです。また彼は13歳から独学で学んだそうで、さらにギレリスやリヒテルを教えた大御所のネイガウスが、17歳のウゴルスキの演奏を聴いて、「教師の影響を吸収しないから弟子としては有能ではないが、ピアニストとしては天才だ」と評したと言われており、かなり早い時期に彼の才能は自他ともに認知されていたと思われます。私はウゴルスキの展覧会の絵と鳥のカタログを持っており、そのユニーク極まりない解釈は教えられてできるものでは無論ないことを痛感しましたし、彼の演奏は名をふせて他のピアニスト達と並べて聴いても、たちどころにウゴルスキのものだと判別できます。往年の大ピアニスト達とは異なり、没個性的になってきた現代にあって、ウゴルスキは唯一無二の個性を有したピアニストと呼べる希少な存在ということができるのです。
YouTube名演をいつもご紹介いただきありがとうございます。早速聴いてみます。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ