2011年12月12日

シューリヒト&フランス国立放送管のマーラー:交響曲第2番「復活」


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1958年2月20日 グスタフ・マーラー・フェスティヴァルにおけるライヴ録音。

この《復活》は本当にすごい。シューリヒト・ファンをうならせる完成度の高さとこれまでシューリヒトを「地味すぎる」と敬遠していた人にも一聴してわかるような異常な迫力をもっている。

シューリヒトの最大の特徴である水墨画のような枯れた境地、あるいは細部を抉り出して対象を明確にする分析的解釈を内包しながら、戦前の大指揮者のあのスケールの大きさと、聴く者を戦慄させる瞬間を何度も体験させてくれる。

アゴーギグをほとんど使わず、ひたすら正攻法に構えながらも聴く側を圧倒するすさまじい迫力がある。

とくに打楽器の鮮烈な響きなどショッキングなほどだ。

これまでマーラー《復活》の名演といえば、現代的センスでスマートにアイロニカルに迫るタイプか、超大スケールで気迫と迫力で迫るタイプか、その2つに分かれていた。

それゆえそのどちらでもない演奏はどっちつかずの評価を受けていた。

だがこのシューリヒトの演奏はどちらでもあり、どちらでもない。新鮮でユニークではあっても奇異ではない。

聴いていて怖くなるほどの迫力とすさまじいまでのエネルギーをもつが、それだけではない。

もしかするとこれは、この作品のすべての要素を包含する最終的演奏ではないか、と思わせるものがある。

今回のALTUSの音質はモノラルながらかなり優秀。高音質とまではいわないまでも、シューリヒトの音楽を楽しむには十分すぎる。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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