2011年07月21日

シューリヒト&シュトゥットガルト放送響のブルックナー:交響曲第4番《ロマンティック》


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1955年4月5日、シュトゥットガルト=デゲルロッホ・ヴァルトハイムでのライヴ録音。

シューリヒト75歳のときの歴史的録音だが、その演奏は力強く雄渾で、しかも語り口はあくまで自然である。

共感にみちた表現が端正な造形のなかにのびやかに、かついかにも意味深く織りなされた自然体の演奏は、長年ブルックナー演奏に献身してきたこの巨匠ならではの至芸と言うべきだろう。

そうしたシューリヒトの指揮にしなやかな集中力をもって応えるシュトゥットガルト放送響も素晴らしい。

晩年のシューリヒトの最良の理解者は言うまでもなくウィーン・フィルだったが、その活動と並行して、シュトゥットガルト放送響にも客演していくつもの名演を実現した。

ウィーン・フィルはシューリヒトの音楽を知り尽くし、指揮棒の動きの行間を読み、微妙なニュアンスに機敏に反応した。

それに対し、シュトゥットガルト放送響は一定の距離を置きながら、指揮者、オーケストラ双方の個性のせめぎあいから異なった結果を生み出したように思われる。

重量感を伴ったやや硬質の響きによるブルックナー演奏については好き嫌いがあるかもしれないが、ここでもシューリヒトは自らの主張を貫き、この組み合わせでなければ実現できない一期一会の演奏を実現している。

シューリヒトのブル4は私の知る限りシュトゥットガルト放送響盤のみなので、その点でも貴重な録音である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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